協業の第1弾として、「NEC the WISE」の1つである「異種混合学習技術」と「SAS Visual Analytics」「SAS Visual Statistics」などの分析ソフトウェアやプラットフォーム製品を組み合わせ、商品の在庫適正化と欠品回避を実現する需要予測ソリューションを、11月1日から販売開始する。
さらにNECは、日本のベンダーとして初めて、SASとクラウド型分析サービスの販売パートナ契約を締結した。この契約を通じて、「NEC the WISE」とSASを組み合せたソリューションを、クラウド型で、2017年4月から提供開始する。これにより、AI技術活用の投資対効果の検証や小規模に導入を始めたい企業に、低コストかつ迅速にシステム環境を提供する。
今回の協業概要は次のとおり。
1. NECの「異種混合学習技術」と「SAS Analytics」を連携した需要予測ソリューションを11月1日から販売開始。
このソリューションは、過去の販売実績、気象予報、キャンペーン情報など多様なデータを分析することで、商品毎の販売数を高精度に予測し、在庫適正化と欠品回避を実現するもの。「異種混合学習技術」の活用により、大量のデータから人間では発見が困難な多数の規則性を自動で発見し、状況に応じて参照する規則を自動で切り替えることが可能となり、これまで以上に高精度な需要予測を実現する。
2. 顧客ごとに個別にカスタマイズ提供していた「NEC the WISE」のAI技術と、一貫したデータ管理・分析・レポーティング機能を提供するSASの統合プラットフォームを連携したソリューションをトータルに提供することにより、データ分析やAI活用をよりスピーディに開始できるようになる。
3. 今後、「NEC the WISE」に含まれる「テキスト含意認識技術」や「RAPID機械学習技術」とSAS製品を連携したソリューションを順次開発する予定。