コベリティ日本支社は17日、「Coverity Software Readiness Manager for Java」の国内販売を開始した。
同製品は、複数のソースから重要なデータの収集と解析を行い、コードの複雑性、コーディング規約などへの違反、アーキテクチャの整合性、相互依存性、テストカバレッジといった製品の品質に関する詳細情報を提供するツール。同ツールを利用することによって、リスクが高い作業に人員リソースを集中的に配置したり、コード品質やリスクを正確に評価することが可能になる。
Software Readiness Managerの主要な機能は以下の通り。
- 不具合の生じやすいソースコードを、システム全体から自動的に特定する
- 複数のツールから取得した大量のデータに基づいて、ソースコード改善のための重要項目を導き出す
- テストカバレッジとリスクを相関させ、不具合の生じやすい領域が十分にテストされているか調べる
- コーディング規約違反に起因する問題を早期段階で排除する
- 品質とリスクに関するベンチマークを作成して、ソースコードを再利用するための適性を判断する
「Software Readiness Manager は、今日の変化の激しい開発環境で作業する開発マネージャに対して、有益なデータを提供します。これにより開発チームは、リリース前の実地テスト段階で高いパフォーマンスを発揮するより整備されたソフトウェアを提供できるようになります。」と、同社の最高技術責任者Ben Chelf氏は同製品の意義を述べている。