「ログ解析Cloudサービス」は、機能と信頼性で実績のあるオープンソースソフトウェアとクラウド利用による導入・運用コストの低さといったメリットを活用し、より早く簡易にWebサーバーのログ解析を行うことができるという。
システム構成は、アクセス解析ツールにオープンソースの「Piwik」、クラウドプラットフォームに「Microsoft Azure」、大量ログデータの保管には「TREASURE DMP」をそれぞれ採用している。
「ログ解析Cloudサービス」は、Webサーバーのログデータの解析を目的としているが、今後は内部で保有しているユーザープロファイルなどの会員データや購買行動に関する情報の活用のほか、サードパーティデータとの連携など、異なる種類のデータの掛け合わせといった高度な分析のためのビジネスインテリジェンス(BI)ツールとの接続も可能になるという。
さらには、本格的なプライベートDMP構築をより円滑に進めることも可能となり、デジタルマーケティング活動全体の効率化が実現できるとしている。
「Piwik」の特徴は次のとおり。
・カスタマイズ自在:製品そのもののライセンスフィーは無料のため、低コストでの運用が可能。コードが公開されているため、カスタマイズや機能の拡張が可能。
・セキュリティに強い:AMP/WAMP/WIMP環境にインストールが可能。自社で管理をする社内自社サーバ、プライベートクラウド等でセキュリティを確保し安全に運用可能。また、一般のクラウドサービスを利用したSaaS型での運用も可能。
・ログ型解析/タグ型解析:ログ型解析とタグ(ビーコン)型解析の両方に対応しており、複数ウェブサイトでの並行運用が可能。また、サーバインストール(オンプレミス)型の解析と合わせて、イントラサイト等のタグ(ビーコン)型解析が可能。
・動作環境の制約が少ない:PHPとMySQLの動作環境を満たせばOSの種類は問わない。いわゆるLAMP/WAMP/WIMP環境であれば動作する。ログ型解析を行う場合、ログファイルのインポートにPython2.6/2.7が必要。