このサービスを利用することで、Office 365宛通信の制御だけでなく、その運用負荷も軽減できる。また、アウトバウンドのSSL通信を復合化し、他社UTM製品と連携することで、パケット内の精査を行うといったセキュリティの向上も可能となる。
「Office 365トラフィック制御サービス」の特徴は次のとおり。
1.「o365 traffic controller」により簡易に構築:iApps(BIG-IPの設定項目を用途・環境に応じた「テンプレート」にまとめ、設定にかかる負荷を軽減する機能)を使用した開発アプリケーション「o365 traffic controller」により、次の機能を必要最小限の設定項目で容易に行うことができる。
- トラフィック制御:既存プロキシサーバから別プロキシサーバへの迂回や、専用回線への振り分け等、最適な経路へ制御することにより、経由する機器および帯域の負荷を軽減。
- 運用の自動化:Office 365アドレスリストをクラウドサービス「テクマクラウド」より定期的に取得し、BIG-IPの設定に反映することにより、PACファイル更新やルーティング設定変更等の運用負荷を軽減。
- アウトバウンドSSL通信の復合化:アウトバウンドのSSL通信を復合化し、他社UTM製品と連携することで、パケット内の精査を実施。(オプション)
2.「テクマクラウド」とBIG-IPの連携: 「テクマクラウド」とBIG-IPの連携BIG-IPからの要求を受け、Microsoft社からOffice 365アドレスリストを取得、解析、加工のうえ提供。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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