SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day Special

2024年10月16日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

SQL Server 2017 への移行とアップグレードの実践(AD)

SQL Server 2008ユーザーが2017にアップグレードすることで得られるメリット

 SQL Server 2017が昨年リリースされました。SQL Server 2017ではついにLinuxで動くようになり、SQL Serverをあまり意識していなかったLinuxユーザーからも興味を持って受け入れられていました。一方、過去にリリースされたSQL Serverのサポートが終了するバージョンも増えており、直近では、SQL Server 2008(R2)が、2019年7月に延長サポートの終了をひかえている状態です。

 SQL Server 2008がリリースされてからSQL Server 2017まで既に10年経過しており、その間にメジャーバージョンも2012,2014,2016そして現在の2017と4回行われています(2008 R2も入れると5回)。

 当然のことながら、その間に様々な機能が追加されており、2008にはなかったような便利な機能も多数搭載されています。

 であれば、サポート切れにより仕方なくアップグレードというネガティブな理由だけでなく、バージョンアップすることでSQL Server 2008ではなかったようなメリットが受けられるかもしれません。

 そこで今回は、SQL Server 2008ユーザーが2017にアップグレードすることで得られるメリットについてご紹介していきたいと思います。

発売製品 ライフサイクルの開始日 メインストリームサポートの終了日 延長サポートの終了日
Microsoft SQL Server 2008 Enterprise 2008/11/07 2014/7/8(Service Pack 4)  2019/7/9(Service Pack 4)
Microsoft SQL Server 2008 R2 Enterprise 2010/7/20 2014/7/8(Service Pack 3) 2019/7/9(Service Pack 3)

1.パフォーマンスの向上

 集計処理のパフォーマンスを大幅に改善可能な機能である列ストアインデックスや、IOが発生しない為高速に処理可能なインメモリOLTPなど、SQL Server 2008以降でパフォーマンス向上につながる機能が多く追加されています。特に、列ストアインデックスについては、データ量が多ければ多いほど効果があるので、例えば夜間バッチの集計で数時間かかっていたような処理が数分で終わるようになった、なんてこともありえるかもしれません。

 また、SQL Server 2016 以降は、列ストアインデックスと従来のインデックス(またはインメモリOLTP)を組み合わせることもできるようになっています。これにより、従来はOLTP用とDWH用のデータベースを別々に構築していたようなケースも、同一データベース上で構築することができるかもしれません。

(出典:有限会社エスキューエル・クオリティSQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践)
インメモリへの取り組み
(出典:有限会社エスキューエル・クオリティ『SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践』)
SQL Server 2017でのOperational Analytics(リレーショナルDB とカラム指向の融合)(出典;有限会社エスキューエル・クオリティSQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践)
SQL Server 2017でのOperational Analytics(リレーショナルDB とカラム指向の融合)
(出典:有限会社エスキューエル・クオリティ『SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践』)

【参考資料】『SQL Server 2016 実践シリーズ No.1 SQL Server 2016 への移行とアップグレードの実践』の無料ダウンロードはこちらからどうぞ!

次のページ
2.セキュリティの向上

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
SQL Server 2017 への移行とアップグレードの実践連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

内山義夫(ウチヤマ ヨシオ)

株式会社インサイトテクノロジー
コンサルティング事業部 シニアコンサルタント 2005年にインサイトテクノロジー入社。 Oracleの設計やトラブルシューティングをメインに、SQL ServerやMySQLなどボーダレスに渡り歩く。 最近ではDBの移行コンサルティングがメインになりつつある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/10604 2018/04/25 15:41

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング