SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

個人情報保護、隣の会社はできているのか?―ジェムアルト 情報セキュリティ意識調査から

「なんとなく、不安」なGDPR、対応が具体化しない理由

#4

 エンタープライズITの世界で2018年のキーワードを選定しようとするとき、上位に来るのがGDPR(一般データ保護規則)でしょう。情報セキュリティ意識調査(DSCI)の結果をご覧いただいてきたこの連載の最終回では、日本のITマネージャーが抱くGDPRへの意識と、個人情報保護に欠かせない暗号化管理についてご紹介します。

GDPRが何となく不安? 「多少影響がある」が71%

 グラフ1は、GDPRによる自社への影響を尋ねた結果です。日本企業の回答は、「重大な影響がある」が17%、「多少影響がある」が71%でした。特徴的なのは、重大な影響があると考える企業の比率は12か国中最低、これに対して多少影響があると考える企業の比率は調査国中最高だということです。

 グラフ1 GDPR施行によって受ける影響
グラフ1 GDPR施行によって受ける影響

 何となく不安を感じてはいても、まだ当事者意識は薄い、と分析するのは掘り下げが浅いかもしれませんが、日本のITマネージャーの危機感が他国より弱いことは見て取れます。

GDPR対応が具体化しない原因に「経営層の理解不足」

 その理由の一つに挙げられているのが、経営層の理解不足です。グラフ2をご覧ください。突出して高い南アフリカに次いで日本は46%と2番目に多く、調査国全体と比べて17ポイント高くなっています。個人情報保護の強化は、他のプロジェクトに増して全社的な取り組みが必要になります。読者の皆さんもご苦労されているかもしれません。

 グラフ2  GDPR対応が進まない理由に経営層の理解不足を挙げた回答者の比率
グラフ2  GDPR対応が進まない理由に経営層の理解不足を挙げた回答者の比率

次のページ
 個人情報保護に欠かせない暗号化管理

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
個人情報保護、隣の会社はできているのか?―ジェムアルト 情報セキュリティ意識調査から連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

河原田 誠司(カワラダ セイジ)

ジェムアルト株式会社 アイデンティティ&データ プロテクション事業本部 リージョナル&チャネルマーケティングマネージャー  

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/11312 2018/11/08 06:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング