ニチレイロジグループの業務革新の背景には、労働力不足、物流量の増加と細分化、労働時間短縮などの課題があった。こうした背景を踏まえて、従業員の習熟度に左右されずに誰もが高い品質の業務を担える標準作業手順の策定、ならびに現行業務の効率化と省力化を徹底するとともに、従業員の働きがいや働きやすさの向上を図ることを目的にRPAを導入した。
同社では3年前からRPA導入を含めた業務革新活動の一貫として、スタディスト「Teachme Biz」を導入。RPAで自動化した業務の手順書を作成、約5,000名の社員に対して展開し、RPAによる新たな業務プロセスの浸透を図ってきた。
これにより、従業員のRPA利用率向上や、従業員自らが新たな業務のRPA化のアイデアを提案するツールとして活用されるなど、「Teachme Biz」によってニチレイロジグループにおけるRPA導入が加速されたという。
ニチレイロジグループでは、2018年度に2万時間の業務のRPA化を達成し、2019年度には9倍となる18万時間の業務のRPA化を目指す。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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