パート2ではデータベースからデータを取り込んだり、あるいはデータベースと連携し、データ分析を行なったりする機能を見ていく。Excel 2007をSQL Serverなどのデータベースと連携させることで、BIツールとしてさまざまな機能を利用できることを実感していただきたい。今回は、Access 2003にサンプルとして付属しているNorthwindデータベースをSQL Server 2005にインポートし、そのデータを元にExcel 2007で分析を行なうことにする (DB Magazine 2007年3月号より転載)
データベースからデータを取り込む
パート2ではデータベースからデータを取り込んだり、あるいはデータベースと連携し、データ分析を行なったりする機能を見ていく。Excel 2007をSQL Serverなどのデータベースと連携させることで、BIツールとしてさまざまな機能を利用できることを実感していただきたい。今回は、Access 2003にサンプルとして付属しているNorthwindデータベースをSQL Server 2005にインポートし、そのデータを元にExcel 2007で分析を行なうことにする。
Excelからのデータベースアクセス
外部データの取り込みに関しては、以前のExcelと同じように「データベースの接続ウィザード」で行なえる。
まずはSQL Server上にあるデータを取り込む場合を見てみよう。Excel 2007の[データ]タブの[その他のデータソース]から[SQL Server]をクリックする。すると、データ接続ウィザードが表示されるので、サーバー名と認証情報を入力し接続先のデータベース名とテーブル名を指定すれば(画面1)データを取り込める。
接続先がOracleである場合も、操作はほとんど同じだ。データソースの種類として「Microsoft Data Access - OLE DB Provider for Oracle」を選択し(画面2)、サーバー名と認証情報を入力し、接続先のデータベース名とテーブル名を指定するだけだ(画面3)。すると、Oracleに格納されているデータをExcelにインポートできる(画面4)。
また、一度作成したデータソースに関しては、Excel 2007の[データ]タブにある[既存の接続]から選択できるようになる。
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漆尾 貴義(ウルシオ タカヨシ)
1979年生まれ。2006年6月にマイクロソフト株式会社を退社後、くらふとわーくす株式会社を設立。現在はインターネットサービスの開発/運用や、MS Office アプリケーションのカスタマイズを行なっている。著書に『Web2.0的システム構築』(九天社)など。ブログはこちら。
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