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data tech 2021 レポート(AD)

データ活用環境を“ノーコード”かつ、数日で構築──「b→dash」で実現するコストと工数半減の裏側

なぜツール導入からわずか1ヵ月で施策を実現できたのか

 同社はまず、b→dashでツール導入、運用工数の大幅な削減を実現した。実際、b→dashの導入から施策の実施までに要した時間は、ほんの1ヵ月だった。本ツールには独自のオンボーディングプログラムが備わっており、施策や分析にかかる企画時間を短縮。これにより、早期成果の創出を実現するのだという。また、500社以上の導入実績とリサーチを踏まえ、27の業界、業態におけるベストプラクティス施策と分析をb→dash導入時に初期構築するのである。

 なお、今回の事例では「ECと店舗のオムニチャネル」のセグメントとなり、37の施策シナリオ、23のWeb接客、40の分析を初期構築することとなる。「特に顧客が作業することなく、1ヵ月後にはこれらの施策、分析がすべて実施できる状態になります」と宮川氏は説明する。

 一般に、MAツールの導入が決まっても、具体的に何をやるべきか分からないというケースは多い。しかし、b→dashではベストプラクティスの施策と分析をあらかじめ使えるようにするので、「どの施策や分析を選ぶか」を支援することが可能となっている。そのため、データマーケティングにおける企画の時間が大幅に短縮されるのである。

 そしてb→dashのもう1つの特長が、必要データの洗い出し時間を短縮できることだ。実施する施策や分析が決まれば、必要なデータも明確化される。たとえば、「どのくらい顧客のリピート購入につながるか」の指標となる「F2転換促進シナリオ」を実施するとしよう。このとき、必要なデータを保有しているかはヒアリングで確認する。これについてもヒアリングシートが用意されているため、質問に答えるだけでヒアリングは完了。必要なデータの洗い出し時間は短縮され、施策などの実施の可否も迅速に把握できるというわけだ。

情シスに依頼して3ヵ月の作業が、“ノーコード”で数日のうちに完了

 さらに、b→dashはデータ準備時間の短縮も実現する。「Data Palette」という機能によって、“ノーコード”でのデータの加工・統合が可能となる上、画面操作だけで簡単にそれらを実現できるのだという。ここでも施策に応じた加工・統合のためのテンプレートが用意されており、たとえば「店舗会員のEC送客シナリオ」用のテンプレートを選べば、b→dashに連携されているデータの一覧が表示される。あとは必要なデータを選択し、前述の施策に必要な9つのデータ項目が、どのデータに該当するかを設定するだけで準備が完了するのである。宮川氏によれば、“わずか10クリックほどの画面操作”のみでデータの準備は完了するとのこと。これにより、情報システム部門に依頼して3ヵ月かかっていたものが、一切コードを書くこともなく、マーケター自身で数日のうちに終えることができる。

 ただ、b→dashは簡単に使えるとはいえ、実施したい施策や分析が多ければ一定量の作業は発生する。これに対してもb→dashのオンボーディングプログラムでは、カスタマーサクセス担当が追加費用なしでデータ準備作業をすべて代行。1ヵ月後には、施策が実行できる状態になって納品されるのである。

 さらにツールコストの問題も、b→dashはMA、BI、CDPなどこれまで別々に必要だったツールの機能をAll in Oneで網羅しており、それぞれのツールにおいて個別に利用契約をする必要はない。結果、ツール費用も従来の半額程度まで抑えることができ、大幅なコストダウンが実現できる。

 1年経っても使いこなせなかったツールに代わって、b→dashは1ヵ月後には施策を実現し、コストも削減している。「これにより、この会社のECの売上は60%増からさらに伸び、200%増になりました」と宮川氏は述べる。

 b→dashには、今回の事例以外にも幅広い業種、業態の事例が豊富にある。MAなどの既存ツールの運用コスト、ツールコストに疑問を抱えている企業、さらにはこれから各種ツールの導入を検討している企業などに向け、宮川氏は「今回紹介した事例を是非参考にして、これまでなかなか実践できなかったマーケティングDXにも挑戦してほしい」と、本セッションを締めくくった。

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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