ユーザーのあらゆるニーズやデジタル成熟度に対応できるサービス
まず紹介するのは、小売大手Walmartの事例だ。世の中がオンラインショッピングへと移行していく中、規模が大きく、店舗数や在庫数も膨大なWalmartでは、店舗ごとのデータがサイロ化しており、リアルタイムで全体の在庫を可視化するのが困難という課題を抱えていた。そこでConfluentの導入を決定。現在では、日々数十億件のイベント処理が可能となり、買い物客がデジタルカートに入れた商品は時間通りに配達される。消費者は希望の時間に店頭で受け取れるという確信を以て、商品をモバイルアプリやオンラインで注文することができるようになったという。
次に、製造業のBOSCH(ボッシュ)では、製品、組立ライン、レガシーシステムのデータを活用したデジタル変革を実現したいと考え、Confluentを導入。結果、工場やディーラー、ツールオーナーのデータをリアルタイムでつないだ事業運営を実現した。
ほかにも、自動車配車アプリを運営するするGrapでは、不正利用防止アプリの「Grap Defence」を提供しており、その裏側ではConfluentが活用され、顧客の信頼構築に貢献している。また、決済システムを提供するSquareでは、インフラストラクチャーを自社で管理せずApache Kafkaにデータを永続的に保存するために、Confluentを活用してコストを削減している。
「最新の調査によれば、Confluentのお客様は、価値実現までの時間を50%短縮、そして総所有コストを45%低減することに成功しています。ベストプラクティスに精通したConfluentのエキスパートが、ユーザー企業のデータ成熟度に合わせてデジタルジャーニーを導き、その一つひとつのステップで価値を生み出していく運用モデルを用意しているのです。」(山之内氏)
Confluentの優位性は、大きく「クラウドネイティブ」「すべての機能を完備」「あらゆる環境に対応」の3つだという。クラウドのためにApache Kafkaをゼロから再構築した完全マネージド型サービスとなっており、Apache Kafkaをサーバー上で実行させる後発サービスでは真似することが難しいと、山之内氏は語る。
同社のサービスは、小さなプロジェクトから簡単に始められるのもポイントだ。連携するデータや接続先が増えても対応できるよう、120以上のコネクタがあらかじめ用意されている。また、ガバナンスを確保しながら活用できる仕組みも備え、主要なパブリッククラウドでも利用可能という柔軟性もメリットといえるだろう。
「Confluentは『Set Data in Motion』に加え、『Love Customer』というミッションを掲げています。データ活用のほかにも、お客様のために何ができるか常に考えてData in Motionを提供します。ぜひ一度、無償トライアルを通じて利用してみてはいかがでしょうか」(山之内氏)