日本オラクルは、パナソニックが「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)」と「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management(EPM)」を採用したと発表した。
パナソニックはさらなる市場拡大に向けて、ITを経営戦略の軸に同社の事業を変革する新たな取り組み「Panasonic Transformation(PX)」を推進中。約20年前に導入した既存の会計の仕組みでは、当時の業務効率化を目的に設計しているため、会計制度の変更にはシステム改修で対応していたという。
今回「Oracle Cloud ERP」を採用することで、決算業務の工数削減と連結管理業務の効率化を実現。また「Oracle Cloud EPM」は、事業単位に加えグループ連結の管理会計による多軸分析を可能にし、戦略的かつ迅速な経営判断に貢献するという。同社は、一つの取引トランザクションに財務と非財務カテゴリーの情報を保有できる点、組織再編や分析レポートなどの変更に対応できる柔軟性や拡張性、最先端のテクノロジーが反映された基盤上で提供されるSaaSである点を評価したとしている。
また同プロジェクトは、日本オラクルに加えて、パナソニック インフォメーションシステムズ、日本アイ・ビー・エムも支援するという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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