GMO子会社のイエラエセキュリティは、4月1日から銀行向けのサイバーセキュリティ総合対策パッケージ「GMOサイバーセキュリティ for 銀行」の提供を開始することを発表した。なお販売は、GMOペイメントゲートウェイが担当する。
同パッケージは侵入成功率90%を誇るホワイトハッカーがリスク評価、ペネトレーションテスト、対策まで一括対応するのが特徴だ。
セキュリティ担当者が不足していても対応が可能で、業務やシステムも止めずに最低負荷で実施できるという。
各銀行の顧客属性やシステム構成に基づき、それぞれの機能や製品特性に基づいた情報資産とリスクを洗い出した上で、サイバー攻撃を防止するのに必要な対策を可視化。優先度に応じて対策の実施を行うという。
また、ペネトレーションテストを通して、Active Directoryのドメイン管理者権限を取得できるかどうかを主軸に、銀行固有のネットワーク環境まで外部から侵入が可能か、リスクを評価する。
同パッケージでは、それらテストで浮き彫りとなった様々な課題の解決を支援し、状況に応じたアフターフォローを提案・実施していくとのことだ。
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