ServiceNow Japanは4月11日、ローコード・ノーコードアプリ開発を支援する「App Engine」を、メルカリが採用したと発表した。また「IT Service Management」も採用し、順次社内ITに関わる資産管理や問い合わせ対応などで活用していくという。
メルカリはApp Engineにより、利用頻度の高い問い合わせや承認申請に対して、部門横断型のワークフローを実現するアプリを開発した。従業員向けの申請・問い合わせサイトで、一括して提供できるようになったとしている。承認者への申請や問い合わせを、コミュニケーションツールに通知する仕組みにしたことで、申請してから対応までの時間削減につながっているという。
また同社は、App Engineでポータルサイト「merportal（メルポータル）」のデザインを刷新。ポータル内でよく検索されるワードや、閲覧数の分析ができるため、結果に応じて継続的にユーザーエクスペリエンスの向上を図ることができるとしている。
同社は今後、申請・問い合わせサイトと「merportal」の統合を検討しているという。また、海外拠点の米国にも、同様の仕組みを展開していく予定だとしている。
【関連記事】
・ServiceNow Japan、Now Platformの最新版「San Diego」を国内提供
・日立とServiceNowがPSIRT分野で協業 脆弱性を一括把握
・資生堂、社内DXのプラットフォームにServiceNowを採用
