SAPは、2022年度第1四半期の業績を発表した。
クラウドの売上は四半期連続で加速し31%増となり、カレント・クラウド・バックログでは100億ユーロの売上に迫る28%増の97億3000万ユーロとなった。
また、SAP S/4HANAのクラウド売上では78%の大幅増、同システムのカレント・クラウド・バックログではさらなる売上拡大により86%増となっている。
同社CEOのクリスチャン・クライン氏は今回の業績を受け「SAP S/4HANAは記録的な伸びを見せ、お客様のビジネス変革を後押しする上でのSAPへの信頼を示しています」と述べる。
同社によれば、この第1四半期でSAP S/4HANAを採用した企業は500社以上にものぼり、通算採用数は19,300社を超えたという。これは前年同期比18%増となっている。なお、第1四半期に、新たにSAP S/4HANA契約者の60%以上が新規顧客とのことだ。
また同社は2022年度通期のクラウド売上について、23〜26%増を見込んでいる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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