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「サポート切れで移行」という課題に終止符を打てるか デル・テクノロジーズによる最大規模の新機能追加

ストレージソフトウェアの新機能に関する発表会

 米ラスベガスで「Dell Technologies World 2022」が開催されると、多くの新製品やソリューションが発表された。日本においても新製品などに関する情報が飛び交う中、デル・テクノロジーズはストレージソフトウェアの新機能に関する記者発表会を開催。500を超えるという最大規模の機能追加について説明がおこなわれた。

120超の最大規模の機能追加へ

 5月25日、デル・テクノロジーズは、ストレージソフトウェアの新機能に関する記者発表会を開いた。同発表会は、先日米ラスベガスで開催されたDell Technologies World 2022での発表を受けたものであり、ストレージにおける最新機能にフォーカスをあてたものとなった。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミックから2年余りが経過する中で、デジタル変革(DX)は加速している。その一方で、既存のレガシーシステムへの対応が急務となっており、ストレージをはじめとしたインフラストラクチャも例外ではない。「デジタル変革が推進されている中、当社は信頼できるパートナーとなることを目指しており『トラスト』がキーワードになっています」と語るのは、デル・テクノロジーズ 上席執行役員 システムズ エンジニアリング統括本部長 藤森綾子氏だ。DXを推進する上では、大きく「データ」「マルチクラウド」という技術トレンドがあるが、これらが阻害要因にもなりうると指摘する。

 従来と比べて多様な場所でデータが生成されており、その量も膨大となっているため、そこから価値を抽出する過程で苦慮しているユーザーが多い。また、サイバー攻撃も巧妙化しており、確実にデータを守らなければならないなど、“データ中心の時代”であるが故の課題が見受けられるという。さらに、ユーザーの95%がハイブリッド/マルチクラウドがビジネス成功のために欠かせないとする調査結果を見ても、DX推進でのクラウド活用が加速していると藤森氏は説明。特に、データやクラウドの活用に関してアメリカなどのDX先進国よりも日本が一歩遅れをとっている状況を鑑みると、グローバルにおける課題は今後多くの日本企業が直面する将来的な課題だとする。

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 様々なビジネス要件や技術要件によって適材適所で使い分けることが求められている中、ハイブリッド/マルチクラウドを採用するメリットも大きい一方で、運用とデータのサイロ化が懸念されるという。さらに、それぞれコンプライアンスも異なるため、セキュリティにも留意しなければならない。セキュリティとアクセス性が重要視される中で、「運用の一貫性と生産性」「ビルトインセキュリティ」「マルチクラウド環境における可搬性と管理性」を実現するのが、ソフトウェア主導型のストレージだという。

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 「常に変化を求められる時代になっており、デル・テクノロジーズとしてもタイムリーに新機能や製品を提供していきます。まずは、ソフトウェアを中心とした機能を提供することで要求に応えていきます」と述べるのは同ストレージプラットフォームソリューション事業本部 システム本部 ディレクターの森山輝彦氏。もちろん、ハードウェアソリューションについても従来より長く使い続けられるものを提供していきたいとしており、“ソフトウェア主導型ストレージ イノベーション”として「PowerStore」「PowerMax」「PowerFlex」「Project Alpine」に関する新機能の提供などが発表された。

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「運用負荷をかけず長く使いたい」という課題に王手

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この記事の著者

岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)

1993年福岡県生まれ。京都外国語大学イタリア語学科卒業。ニュースサイトの編集、システム開発、ライターなどを経験し、2020年株式会社翔泳社に入社。ITリーダー向け専門メディア『EnterpriseZine』の編集・企画・運営に携わる。2023年4月、EnterpriseZine編集長就任。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/16047 2022/05/26 13:00

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