ソニービズネットワークスは5月30日、全国の会社員や経営者・役員1000名を対象に実施した「AI導入状況調査」の調査結果を発表した。
「AIの用途」については1位「需要予測、販売予測」(38.8%)、2位「顧客分析、営業活動効率化」(36.6%)、3位「在庫最適化」(33.2%)となった。主に効率的な需給管理に使用されていることがうかがえるという。
なお「AIの導入が業務に与える影響」については、4割以上が「作業時間削減できた」と回答しているほか、3割以上が「生産性が向上した」と回答。業務の効率化について一定の成果を感じているとのことだ。
もっとも、「1週間で削減できた作業時間」は「20時間未満」という回答が8割以上となり、大幅な作業時間の削減については今後の課題だという。
ソニービズネットワークスAI担当は今回の結果を受けて、以前は研究用途でAIの導入を検討することが多い状況だったものの、ここ数年でさまざまな業界や職種で本格的に検討している企業が増えているとのこと。一方で、AI活用における技術的な障壁や費用対効果を示しづらいことから、特に中小規模の企業では導入に一定の懸念が見受けられるとしている。
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