Pegasystemsは、東日本電信電話(以下、NTT東日本)が業務フロー全体の自動化を実現するプラットフォームに「Pega Platform」を採用したと発表した。
NTT東日本は、グループ会社のNTT-ATが開発したRPA「WinActor」を導入し、顧客接点での自動化を実現していた。そこからプロジェクトを発展させ、受注から各担当部門への手配にいたる業務フロー全体の自動化を目指したという。同社は、ローコードで、スピーディーな開発で期間を短縮できること、実装後も新しい機能を追加できることを評価し、Pega Platformを採用。Pega Platformは、直感的でユーザーフレンドリーな操作画面に加え、API連携で社内の様々なシステムをつなぎ、業務フローをエンド・トゥ・エンドで自動化できるとしている。
さらに、Pega Platformで開発したアプリには共通部品が多いため、ほぼ同じ構成であれば設定値を変えるだけで別の業務に応用可能だという。NTT東日本は、1つのアプリをベースに約50のバックヤード業務を自動化。3ヵ月で業務間の連携も完了させた。
NTT東日本 デジタル革新本部 デジタルイノベーション部 デジタル推進第一部門 販売系システム推進担当 担当課長 見村行昌氏のコメント
システムの稼働によって、個人顧客向けサービスの営業系バックヤード担当者の総稼働数を130名分減らすことができました。約1,200名のうちの130名であり、その分のマンパワーを別の業務に投入できるようになったことも、導入効果だと言えます。2022年度から法人顧客向けサービスでも徐々にバックエンド業務変革をスタートさせています。将来的には、受注から工事までの一連の業務フローを自動化していきたいです。
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