クラウドストライクは、人工知能(AI)を活用したIoA(Indicator of Attack:攻撃の痕跡)機能を発表した。
これはファイルレス攻撃からの大規模な保護を実現し、密かに発生するクラウド侵害への可視性を強化する新イノベーションだとしている。
新機能はCrowdStrike Falconプラットフォームにて提供するとしており、これにより導入組織では脅威の検知と対応のライフサイクルを、スピードと規模、精度の面でも最適化することが可能とのこと。
同社は注目点として、AIを活用したIoAがこれまでに見られなかった20を超える攻撃者のパターンを特定したことを挙げている。
同社最高製品責任者兼最高エンジニアリング責任者であるアモル・クルカルニ氏は、今回の発表を受けて次のように述べている。
「IoA機能は、セキュリティチームが簡単には変更できない痕跡である攻撃者の振る舞いに基づいて脅威を阻止するという、革命的な手法を確立しました。そして今、CrowdStrikeはAIを活用したIoAの導入により、再び革命を起こそうとしています。この機能は、組織がCrowdStrike Security Cloudの力を活用して、マシンがもたらすスピードと規模で攻撃者の振る舞いを調査し、実現できる最も効果的な手法で侵害を阻止することを可能にします」
【関連記事】
・ランサムウェア関連のデータ漏洩が82%増 クラウドストライクがレポートを公開
・すべての業界と地域でサイバー攻撃が60%増加【クラウドストライク調査】
・クラウドストライクが年次レポート発表 コロナに乗じたサイバー犯罪が激増