アクセンチュアは9月27日、東芝と共同で、企業の脱炭素を軸とした変革「グリーントランスフォーメーション(GX)」の加速に向けて連携を開始したと発表した。
両社は、温室効果ガス(GHG)排出量が多い業界、エネルギーマネジメントのさらなる効率化が求められる企業に対して、カーボンニュートラルの実現に向けた戦略策定から実行段階に対するGXコンサルティングサービスを連携して行う。
アクセンチュアは、カーボンニュートラルの実現に向けた戦略策定やソリューションの実装のみならず、東芝とともに、顧客企業が掲げるGHGの排出削減目標の達成に向けて、実際の排出量削減までつなげる支援サービスを強化。また、東芝と共同で開始したGXコンサルティングサービスに対しても、市場動向や顧客ニーズを踏まえてビジネスモデルの高度化を推進するという。
東芝では、2050年度までにグループのバリューチェーン全体におけるカーボンニュートラルの実現に向けて、2030年度までにGHG排出量を2019年度比で70%削減することを目指している。アクセンチュアのコンサルティングノウハウと、東芝グループ内で実践したGHG削減手法・実績を組み合わせて、顧客企業のGHG削減に貢献でき、かつ、特定ベンダーの設備・機器に依存しないサービスの構築・展開を共同で推進していくという。
今後は、顧客企業が排出するGHGの実際の削減に向けて、両社のGHG削減ソリューションの相互連携やサービスの共同開発まで連携範囲の拡大を目指すとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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