トヨタとGoogle Cloudは米国時間10月11日、トヨタとLEXUSの次世代オーディオマルチメディアシステムと、Google CloudのAIベースの音声サービスを連携させるパートナーシップの拡大を発表した。
同パートナーシップでは、今後提供されるトヨタおよびLEXUS車に、クラウド上で利用できるAIベースの音声認識・合成機能を組み込む。デバイスに搭載可能なGoogle Cloudの新たなAI製品「Speech On-Device」を追加するという。
車載システム向けのSpeech On-Deviceにより、インターネット接続を必要とせずに車両のマルチメディアシステムプロセッサが音声要求を処理し、車両での音声クエリの実行が可能となる。現在、音声によるインタラクションは、クラウドではなくローカルで行われるため、ドライバーは音声コマンドに影響を与えるトンネルや電波の届かない場所についても問題ないとしている。
なお、同製品は、2023年モデルのトヨタカローラシリーズ、タンドラ、セコイア、LEXUS NX、LEXUS RX、およびEVモデルのLEXUS RZなどで体験できるという。
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