Amazon Web Services(以下、AWS)とBMWグループは米国時間10月13日、コネクテッドカーからのデータの配信と管理を簡素化し、カスタマイズが可能なクラウドソフトウェアの開発に関する連携を発表した。

両社が共同開発した新たなソリューションは、オートモーティブ向けAWSの一つとして、自動車メーカーが次世代ソフトウェアセントリックのプラットフォームを構築する上で、必要な技術を提供。車両信号と車両情報データを収集し、クラウド上で安全に処理する。航続距離の向上やオフロード走行時のパフォーマンス向上といったアドオン機能を提供するのに役立ち、フリート管理者による応答性の高い車両認識アプリケーション開発にも貢献するという。
これにより自動車メーカーは、中央集約型のコンピューティング機能、車両のライフサイクル全体にわたる継続的なインテグレーション/デリバリー(CI/CD)のソフトウェア開発、ほぼリアルタイムでのデータ管理、自動運転車向け機械学習の開発を進められるとしている。
なお、BMWグループは、同ソフトウェアを使用する最初の自動車メーカーとして、クラウドベースの次世代車両データプラットフォームの基盤を提供。将来的に、同グループ以外のメーカーも使用可能となる見込みで、高度な車両機能とパーソナライズされたドライバー体験を低コストで提供するという。
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