JTOWER、NTT東日本、FCNT、ニューラルポケットは、東京都交通局の協力のもと、都営地下鉄大江戸線 都庁前駅にて5Gを活用した実証プロジェクトを開始すると発表した。
また、ローカル5Gについても新たに実証環境を駅構内に構築し、5G環境下においてデジタル技術を活用した新たなユースケースの可能性に関する検証を行うとしている。
具体的な実証内容としては、都庁前駅において車両の入線するホーム、利用者が通過する改札付近、設備維持管理のための機械室にローカル5G環境を整備する。
なお整備にあたっては、電波シミュレーションを実施するとともに、スループット測定などの技術的検証も行い、プライベートネットワークとしてのローカル5Gを活用した地下鉄施設内の保守点検作業やお客様サービスについて検証するという。
さらに保守用車に設置した高精細カメラでトンネル内の線路や天井、壁などを撮影し、駅構内にある記録装置にローカル5Gなどで伝送するとともに、AI解析による異常検知等を行い、効率的な維持管理への活用について検証するとしている。
他にもデータ容量の大きい動画広告コンテンツ等を、ローカル5Gなどを活用してAIサイネージに伝送するほか、サイネージに内蔵されたカメラにて、駅利用者の視聴状況の計測や広告内容に対する反応の確認を行い、効果的な情報発信への活用を検証するとのことだ。
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