IBMは11月9日 (現地時間)、IBM Quantum Summit 2022にて、Vodafone Group(以下、Vodafone)と耐量子サイバーセキュリティーで提携すると発表した。これにより、VodafoneはIBMの量子コンピューティングシステムにクラウド経由でアクセスできるようになるという。
今回の提携の一環として、Vodafoneは通信業者の様々な活用事例に対応できる量子コンピューティングを研究する。IBMは、主導する反復型プロトタイピングによって社員の量子技術に関するスキルを向上させるとともに、量子コンピューティングの専門家を採用して、社内の専門能力を構築していくとしている。
また、Vodafoneは、200以上のメンバーが参画するグローバルコミュニティ「IBM Quantum Network」にも参加すると発表。同コミュニティの参画組織は、量子コンピューティングの発展と実用化を研究している。
【関連記事】
・ふくおかフィナンシャルグループと日本IBMが戦略的パートナーシップ契約を締結
・日本IBM、全社のDXを推進する「次世代型BPOサービス」を発表 SCMやCRMも幅広く受託
・日本IBM、中外製薬の生産機能オペレーションのデジタル化を支援 データ基盤の構築やシステム連携を推進