チェック・ポイントの子会社Avananは、Amazonになりすまして日本の企業や消費者を狙う新たな詐欺の手口を発見したことを発表し、その手口を公開した。
チェック・ポイントの調査によれば、今年の第3四半期、アジアは世界中で最も多くサイバー攻撃を受けた地域となり、週平均では1組織あたり1,778件の攻撃を受けたという。これは前年比で21%の増加となっている。
こうした中で発見されたのが、Amazonになりすまして日本の企業や消費者を狙う新たな詐欺の手口だという。
今回発見された攻撃では、認証情報を得ることを目的として、ハッカーが偽のAmazonアカウントの通知を送信するというもの。
ブランドのなりすましメールが大量に届くことによって、エンドユーザーには負担が生じており、本物のブランドからのメールと偽物とを見分けるために、メールを精査して細かな違いを見つける必要が生じている。実際ハッカーたちは、エンドユーザーが忙しさや不注意によってそのような違いを見つけられないことを期待しているとのことだ。
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