フルタイムシステムと日本電気(以下、NEC)は、主にスマートビルディングに取り組む事業者向けに、ロッカーソリューション「NEC 顔認証ロッカーソリューション」(以下、本ソリューション)を共同で開発し、2022年12月23日にNECから提供を開始すると発表した。
本ソリューションは、NECが2021年10月に販売を開始した、一度の顔登録でオフィスビルへの入退場や売店の決済などの複数のサービスを利用できる「Bio-IDiom Services ID連携」のアドオンサービスとして提供するもの。
具体的には、サテライトオフィスやシェアオフィスなどの一時的に利用するオフィスや、出社頻度が少なくなったメインオフィスにおいて、共用ロッカーに個人の荷物を簡単かつ安全に預け入れることが可能なロッカーを提供する。
これはNECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術である顔認証技術を活用しており、近年の多様化するオフィス形態に合ったオフィス内での効率的な業務を実現する顔認証ロッカーソリューションとなっている。
鍵やQRコードを取り出すことなく、顔認証でスムーズに利用可能なほか、顔認証で鍵管理が不要になるとともに、荷物の置き忘れなど利用者を特定する際の対応が容易になり、管理業務が効率化できるとのことだ。
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