オラクルとUber Technologies(以下、Uber)は2月13日(米国時間)、Uberのイノベーションを加速させ、市場への新商品の提供を支援し、収益向上を促進するための7年間の戦略的クラウド・パートナーシップを発表した。
Uberが成長を続け新市場へと参入していく中、中核となる競争力と戦略的イニシアチブにリソースを集中させることがますます重要になっているという。同社は最も重要なワークロードの一部を「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」に移行することで、インフラストラクチャの近代化を図るとともに、収益化を加速させるとしている。
Uberの最高経営責任者であるDara Khosrowshahi氏は、次のようにコメント。「当社は人や商品・サービスが大陸を越え、都市間を移動する方法に革命を起こしています。お客様にその約束を果たしながら株主にも価値を提供するためには、全体的なインフラ・コストを削減しながらイノベーションを最大化することを可能にするクラウド・プロバイダーが必要でした。オラクルは価格、パフォーマンス、柔軟性、セキュリティの理想的な組み合わせを提供することで、卓越したカスタマー・サービスの提供、新商品の開発、収益性の向上を支援してくれます」。
なお、戦略的パートナーシップにはOCIの契約とともに、その他の分野での両社の協力も含まれているという。オラクルはグローバル規模でUber for Businessの顧客となり、従業員が世界中を移動して食事をする際の優先ライドシェアとしてそのサービスを活用する。また両社は、クラウド・パートナーシップから発展させた物流のラストマイルでのコンシューマー・エクスペリエンスなど、さらなる小売と配送ソリューションの共同イノベーションも継続していくという。
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