日本オラクルとアシストは、ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)が、販売管理・新顧客基盤を含む基幹システムを「Oracle Cloud Infrastructure(以下、OCI)」上で提供される「Oracle Exadata Database Service」で稼働開始したと発表した。
ベネッセは、大規模基幹システムのクラウド移行を実施するため段階的なシステムの移行を計画し、2021年10月に第1フェーズとして、マーケティング分析基盤を移行。その実績を踏まえ、ノウハウの構築や運用体制の強化などを図り、2022年8月に、販売管理・新顧客基盤を含む残りの基幹システムの移行を完了し、AzureとOCIでのマルチクラウドでのシステム稼働を実現させたという。今回マルチクラウドとしたことで、Oracle Exadata Database Serviceの処理性能、可用性、堅牢性を享受しながら、サービス全体のレスポンスを向上させた。
移行後4ヵ月経過した現在、ベネッセの新基幹システムはOCI上で提供されるOracle Exadata Database Service上で安定的に稼働し、従前システムに比べ約60%もCPUを削減できているという。
なお、今回のクラウド移行は、日本オラクルのコンサルティング部門が設計を支援し、アシストは第1フェーズのデータベース構築支援、並びに両社共同で継続的に技術面でのサポートを行っている。
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