フィンランド現地時間2月26日、ノキアは、企業および技術戦略とブランド刷新を発表した。
同社の新企業戦略は、次の6つを柱として構成されている。
- 継続的な技術の優位性によって、サービスプロバイダーとともに市場シェアを拡大する
- 顧客構成でエンタープライズ(企業)の割合を拡大する
- ポートフォリオの積極的な管理を継続し、本格的に参入するすべての分野で主導的な位置を得る道筋を確保する
- モバイル・デバイス以外の分野においてもビジネスチャンスをつかみ、ノキアのIP分野を収益化し、ノキア・テクノロジーズに対し引き続き研究開発への投資を行う
- アズ・ア・サービスなどの新しいビジネスモデルを実装する
- ESGによって競争上の優位性を発揮し、業界で「信頼性があり選ばれるプロバイダー」になる
また、具体的には、主に次の4つを実施するという。
- 将来に適した人材の開発
- 特に6Gなどの主要分野に関する長期的な研究への投資
- 自社の業務をデジタル化し、機敏性と生産性をさらに向上
- ブランドの刷新
また、技術戦略では、メタバース時代の要求を満たすためにネットワークをどのように進化させる必要があるのか。従来のネットワークの特質と、クラウドの柔軟性と拡張性の融合が求められるようになるとして、同社のポートフォリオとノキアベル研究所による技術研究を通じて、変革をリードしていくとのことだ。
さらにブランド刷新にともなう新しいロゴでは、活力に満ち、ダイナミックである今のノキアを象徴している意匠を採用。同社の価値と目的を象徴するだけでなく、コラボレーション(協働)のシンボルとしてもデザインされているという。