アドビは、社長直下の組織として「教育・ DX人材開発事業本部」を新設し、同事業本部の本部長に、小池晴子氏がダイバーシティ&インクルージョン推進担当と兼務する形で就任したと発表した。
今回の新組織では、デジタル人材の育成に関して学校教育から社会人のリスキリングまで、一貫した取り組みにより支援することを目的としている。具体的には、学校・企業・民間における教育プログラムの提供や開発支援、および産学連携による地域人材育成の支援などを計画。加えて、アドビが特に重要だと考える以下の分野を、デジタルスキル育成の際の注力領域としている。
- デジタルクリエイティブツールを活用した制作とコミュニケーションスキル(UI/UX、デザイン、写真加工、動画制作など)
- デジタルマーケティングツールを活用したデータサイエンススキル(データ分析、エンゲージメント管理、顧客体験設計など)
- デジタルドキュメントツールを活用したデジタルワークフロー実現スキル
また、同社が従来から取り組んできた教育機関に向けたクリエイティブツールの提供や授業内外での活用支援も行う。さらに、アドビのツールを教育現場で実践活用しているイノベーティブな教員認定組織「Adobe Education Leader」における、授業の実践支援や教員向けワークショップ開催などのサポートについても、新組織では継続、拡大を行っていくとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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