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0から分かるWindowsAzure入門講座

既存アプリケーション資産をより安全にクラウド化する~SQL Azureが示す現実的な選択肢

第13回

7月に開催されたWorld Partners Conferenceでは、一部のブランド名変更なども発表されました。今回は、名称やアーキテクチャ等の変更点について紹介していきます。

SQL Data ServicesからSQL Azureへ

 Windows Azureはまだ正式サービス提供開始前ではありますが、昨年11月のお披露目以降、継続的に情報収集されてきた方には一部ブランド変更のお知らせとなります。

 まず、これまで、.NET ServicesなどのビルディングブロックとOS的存在としてのWindows AzureをあわせてAzure Services Platformと呼んでいた広義の概念を、Windows Azure Platformと変更し、それに含まれる要素をWindows Azureと.NET Services、SQL Azureの3つに絞りました。

図1:Windows Azure Platformを構成する3つのサブセット
図1:Windows Azure Platformを構成する3つのサブセット

 ここに含まれるSQL Azureというモジュールは、これまでSQL Servicesとして紹介してきたもので、その中に含まれるSDS(SQL Data Services)が先行して開発者コミュニティ向けにテクニカルプレビューが行われていたものですが、サービス内容をより直感的に分かりやすくするという観点から、今回SQL Azureと名称変更することになりました。

 その名のとおり、Windows Azure 環境で使えるSQL Server関連のサービス群です。従来のSDSに該当するSQL AzureのサブセットはSQL Azure Databaseという名称になります。

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名称だけではない大幅なアーキテクチャ変更

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この記事の著者

砂金 信一郎(イサゴ シンイチロウ)

マイクロソフトでクラウドコンピューティングやWebサービスを中心とした啓蒙活動を行うエバンジェリスト。過去のキャリアを活かし、ソフトウェア技術者とマーケター、さらに戦略コンサルタントの顔を使い分けながら啓蒙活動を展開。日本オラクルにおいて、ERPから情報系ポータル、新規事業立ち上げまで幅広く経験。その後、ドイツ系戦略コンサルティングファームであるローランド・ベルガーにて、自動車メーカーを中心に、各種戦...

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