IHIと富士通は、J-クレジット発行に向けた環境価値創出プロセス(CO2排出量などのデータ収集、検証、報告)を簡易化する「簡易創出基盤」の取り組みを6月より開始したと発表した。
両社は、2022年度よりカーボンニュートラルへの貢献と環境価値取引を支える「環境価値流通プラットフォーム」の実現に向けて、共同事業プロジェクトを開始。環境価値流通プラットフォームに簡易創出基盤を追加することで、企業などの環境価値創出者(CO2排出量削減などの環境貢献に取り組む企業や団体)がCO2削減量などの環境価値をJ-クレジット化できるという。
併せて、J-クレジット取引へのデジタル技術の適用促進を図ることで、環境価値創出者が創出した環境価値を、購入者がJ-クレジットとしてスムーズに取引することで、持続可能な価値連鎖モデルの構築を目指すとしている。

IHIと富士通は今後、「簡易創出基盤」を「環境価値流通プラットフォーム」の機能として2024年度中に提供開始予定だとしている。
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