エクイニクスは、世界のITリーダーを対象に実施している年次グローバル調査「Equinix 2023 Global Tech Trends Survey」の結果を発表した。世界のIT意思決定者2,900人を対象とし、ITリーダーが自社組織におけるAI導入の進捗に対してどのように判断しているかを調査したという。
調査概要
- 調査期間:2023年3月20日~4月7日
- 調査対象:南北アメリカ(米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、コロンビア)、アジア太平洋(日本、中国、韓国、香港、シンガポール、オーストラリア、インド)、EMEA(英国、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、フィンランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、ポーランド、ブルガリア、トルコ、アラブ首長国連邦、ナイジェリア、南アフリカ)の企業に勤務する2,900人のIT意思決定者
同調査では、昨今、人工知能(以下、AI)が広範囲な業界で普及しているにもかかわらず、日本のITリーダーの86%が自社のITインフラがAIの受入要件を完全に満たしていないと考えていることがわかったという。これはグローバルの平均結果の42%と比較し、非常に高い結果となった。
また、すべての業界でAIの導入が増加していること、85%の企業がAIのメリットを享受するために複数の基幹システムにAIを実装済みもしくは実装予定であることがわかったという。企業が最もAIを活用あるいは活用を検討している分野は、以下のとおり。
- IT運用:世界 85%、日本 69%
- サイバーセキュリティ:世界 81%、日本 68%
- カスタマーエクスペリエンス:世界 79%、日本 60%
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