SAPジャパンは、野村ホールディングスが、グループ全体のタレントマネジメント基盤としてSAPのクラウド人事ソリューション「SAP SuccessFactors」を稼働開始したと発表した。なお、プロジェクト全体計画の策定、業務の標準化を通じたシステム構築および導入後の運用については、アクセンチュアの支援のもと推進。2022年11月に稼働を開始した。
野村グループでは、数年前からグループ全体での人事データの可視化が課題だったが、海外システムの老朽化などを背景に、課題解決に向けた具体的な検討を始めたという。
また同グループは、クラウドソリューションを利用する企業向けにパーソナライズされたサポートを提供する「SAP Preferred Success」も導入。このサービスも活用しながら、今後はさらなる定着化と活用を図っていくという。
新システムでは、グループの社員全員を対象とし、証券部門では非正規従業員も対象に含んでいる。ラーニング機能を活用し、コンプライアンスやITセキュリティに関する研修は、グループ全体を通して同一の内容で実施が可能になったとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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