SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day Special

2024年10月16日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

ハイブリッドワークで悩むPMに捧ぐ「識学流」シン・マネジメント

部下の意見をただ聞き入れてしまうPMへ 「2つの大原則」でリモートワーク・マネジメントを成功に導く

第1回:ハイブリッドでも怖くない!失敗しないマネジメント

 コロナが落ち着いたことで、出社の機会を増やす会社が増えています。事実、経営者役員の5人に2人が出社を推奨しているという調査結果も出ているほどです。一方、通勤の負担や子育ての観点から「リモートワークの方が作業効率が良い」との声も従業員から上がっています。そもそも、なぜ出社が推奨されているのか。リモートワークのデメリットとは何か。本連載「ハイブリッドワークで悩むPMに捧ぐ『識学流』シン・マネジメント」では、組織マネジメントについて3,000社以上の支援をしてきた識学が、ハイブリッドワーク下における“マネジメントのコツ”をお伝えします。

これからの働き方はやっぱり出社!?

 2020年以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、多くの企業でリモートワークが導入されました。しかし、感染拡大も落ち着いたことで“働き方の変化”が再び起こっているようです。

 識学が2023年3月に実施した調査によると、現在の働き方として主流となっているのは出社とリモートワークの“ハイブリッド型”。リモートワークの頻度は週に1〜2日程度が半数以上を占める結果となりました。ハイブリッド型とはいえ、リモートワークの頻度は比較的少なく、まだまだ出社の割合が高めの企業が多いようです。

『働き方の変化に関する調査』(PDF、識学、2023年5月11日)より引用
働き方の変化に関する調査』(PDF、識学、2023年5月11日)より引用

 また、出社とリモートワークでは、どちらが作業効率が良いと感じるかを会社員に聞くと、「リモートワークの方が作業効率が良い」と回答した人が半数を占める結果となりました。しかし、経営者役員の43%が「出社の方が良い」と回答。会社員の回答とは食い違う結果となりました。さらに、経営者役員のおよそ5人に1人が「コロナ禍でリモートワークを導入したが今後は徐々に出社を増やしていく予定」と回答しており、これからの働き方はコロナ前と同様の“出社中心”に切り替わっていくと予想されます。

『働き方の変化に関する調査』(PDF、識学、2023年5月11日)より引用
働き方の変化に関する調査』(PDF、識学、2023年5月11日)より引用

折衷案としてのハイブリッド型

 経営者役員が出社を推奨する理由としては「コミュニケーション」が挙がりました。これに関しては、会社員を対象にした設問でも同様の結果が出ています。やはり、出社して互いの顔を見られる環境であれば、部下からすればすぐに相談できて安心ですし、上司からしても誰が何をしているのか把握でき、マネジメントがしやすいと感じているのかもしれません。特に、現在管理職になられている方の多くが、“島型形式のオフィス”で部署内外のメンバーと連携を取ってきたからこそ、それができないことへの不安もあるのではないでしょうか。また、コミュニケーションのようなソフト面だけでなく、印刷やコピー、資料の保管、空調・通信面などハード面でも働きやすい環境が整っていることも出社のメリットの1つです。

『働き方の変化に関する調査』(PDF、識学、2023年5月11日)より引用
働き方の変化に関する調査』(PDF、識学、2023年5月11日)より引用

 一方で、出産や育児、介護など様々なライフステージに合わせた働き方を認め、推奨していくためにリモートワークを推奨する経営者役員もいました。前述した通り、会社員の約半数が「リモートワークの方が作業効率が良い」と回答しており、この理由としても「ライフワークバランスの実現」が挙がっています。また、ライフステージに合わせた働きやすい環境の整備は“人材の採用”という観点でも効果があると考えている経営者役員もいました。

 リモートワークは便利だけれども、顔を見てマネジメントできないことに不安がある。一方で、出社のみにすると多様な働き方を認めることが難しく、人材の流出につながりうる。これらの悩みの折衷案として、現在多くの企業でハイブリッド型が取り入れられていると考えられます。

次のページ
リモートワークを成功させる大原則

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
ハイブリッドワークで悩むPMに捧ぐ「識学流」シン・マネジメント連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

株式会社 識学(シキガク)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/18158 2023/08/04 08:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング