富士通、電通国際情報サービス(ISID)、デジタルプロセスの3社は8月23日、製品ライフサイクル管理(以下、PLM)システムの提供を中心としたエンジニアリングチェーン領域のビジネス協業に合意したと発表した。
同協業により、3社が持つノウハウを集結させることで、日本の製造業における多様な顧客課題を解決するソリューションを、短期間で安定的に提供できる体制を構築するとしている。
3社協業の内容は以下の通り。
- ノウハウを集結し最適なソリューションを提案:各社の強みを集約することで、Siemens Digital Industries Software製のPLMシステム「Teamcenter」を中心としたPLMシステムの導入を軸に、顧客に最適なソリューションを提案。また、エンジニアリングチェーンの課題にとどまらず、3社のソリューションを組合せて、サプライチェーンやデマンドチェーンにまたがる課題に関する提案も共同で取り組む
- PLMシステムエンジニアの育成:Teamcenter導入における実績をもとに、富士通グループのエンジニア育成に取り組む。また、育成したエンジニアによる共同プロジェクトチームを結成し、大規模かつ広範囲の分野にわたる導入プロジェクトにも対応
今後3社は、PLMシステムをはじめとしたエンジニアリングチェーン全般において協業を加速させることに加え、サプライチェーンとデマンドチェーンとの連携にも得意領域で対応。日本の製造業のDX推進を支援し、国際競争力を高めることに貢献するという。
【関連記事】
・富士通フィンランド、Cargotecに対話型AIを活用したITインフラサービスなど提供へ
・KDDI・富士通・NECら5社、通信分野におけるSBOMの導入に向け実証事業を開始
・大成建設、「作業所ダッシュボード」を全国約700作業所で利用開始 富士通と共同開発