データ社会推進協議会(以下、DSA)と、情報処理推進機構(以下、IPA)は、データ活用基盤の整備および活用の協力に関する基本合意書(以下、MoU)を締結したと発表した。
同MoUに基づいてDSAとIPAは、協力関係を築き、データ利活用基盤整備と利活用の取り組みに寄与するとのこと。同取り組みは、International Data Spaces e.V.(以下、IDSA)およびIDSAの日本拠点であるIDSA Japan Hubの賛同を得ており、連携しながら国際標準や内外のデータ活用動向に即した検討、成果公表を行う予定だという。同MoUに基づき、DSAとIPAは当面以下の事項について協力を推進するとしている。
- 国内外において構築される各種データ利活用基盤の実装および活用(データスペースを含む)に係る取り組みを支援する事項の設置運営
- 上記1に係る国際標準化にともなう活動に関する事項
- 上記1に係る推進・啓蒙にともなう活動に関する事項
なお、協力関係の皮切りとして、1月31日に「IPA&DSA データ未来会議」を開催。同イベントではデジタル社会の礎であるデータ戦略とデータ基盤、データスペースに関する最新動向と未来展望などを紹介するという。
これら活動のほか、DSA会員をはじめとする官民団体、IDSAおよびIDSA Japan Hub、関係省庁などと協議しながらデータ利活用基盤の早期整備を目指していくとしている。
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