Webアプリケーションや、スマートフォンアプリ、IoT、サービス間連携などに広く使われるWeb API(Application Programing Interface)がサイバー攻撃の新たな標的として狙われている。いまやデジタル社会の基盤となっているAPIだが、仕組み上、“普段目に触れない” ことから、企業や組織のWebサイトやブラウザベースで表示されるサービスと比べて十分保護されているとは言い難い。そのうえ、Web Application Firewall(WAF)などの一般的な防御策を回避する攻撃手法も横行している。そこで見過ごされてきた弱点、Web APIの脆弱性を利用する攻撃の実態と対策について国内外で起きている具体的な事象などを交え、前後編の2回に分けて現状の認識を改めてみよう。
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中西 一博(ナカニシ カズヒロ)
アカマイ・テクノロジーズ合同会社
マーケティング本部 プロダクトマーケティングマネージャー日立グループ全体のセキュリティ設計を担当後、シスコシステムズで、セキュリティ分野のSE、プロダクトマネジャー、製品マーケティングとして従事。現在はアカマイ・テクノロジーズでクラウドセキュリティおよびクラウドコンピュー...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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