過去最悪の被害となったサイバー犯罪……茨城県警は組織拡大とIPAなど外部機関との連携で根絶目指す
【前編】選抜職員を対象とした1年におよぶ基礎研修もスタートし、組織の底上げ図る
深刻化するサイバー犯罪。その被害額も年々増加傾向にある。警察庁が公開した「令和5年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」によると、2023年のインターネットバンキングに係る不正送金事犯による被害額は約87億3000万円、発生件数は5,578件と、いずれも過去最多となった。なにも警察も黙って手をこまねいているわけではない。高度な専門知識を持ったサイバー捜査官をはじめとする人材の育成、専門家や民間企業との連携でサイバー犯罪対策を強化している。茨城県警もその一つだ。茨城県警本部 生活安全部 サイバー企画課長の山下和宏氏に取り組みを聞いた。
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酒井 真弓(サカイ マユミ)
ノンフィクションライター。アイティメディア(株)で情報システム部を経て、エンタープライズIT領域において年間60ほどのイベントを企画。2018年、フリーに転向。現在は記者、広報、イベント企画、マネージャーとして、行政から民間まで幅広く記事執筆、企画運営に奔走している。日本初となるGoogle C...
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