「AIOps」は、従来のシステム運用を大きく変革するだけのポテンシャルを有しているでしょう。事実、筆者の所属するPagerDutyのデータによると、システムによるイベントデータは毎年70%増加しており、700人のIT専門家を対象とした世界的な調査では、69%の運用チームが大規模データを理解することに苦労していることが報告されています。一方、これほどまでにデータ量が増加しても、運用に携わる人的リソースは変わらない、あるいは減少するばかりです。こうした状況下だからこそ、運用チームは人手に頼らない運用を考えることが急務であり、AIOpsを理解・実践することが欠かせません。
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草間一人(jacopen)(クサマカズト)
PagerDuty株式会社 Product Evangelist
通信事業者でプラットフォームエンジニアを務めたのを皮切りに、いくつかの外資系企業でプロフェッショナルサービスやプリセールスエンジニアとしてクラウドネイティブやプラットフォーム製品に携わるなど、10年以上さまざまな形でプラットフォームに関与し...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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