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AWSジャパン、「ITXパッケージ」に公共セクター向けを追加 特有の調達プロセスに考慮した構成に

 2024年7月5日、アマゾン ウェブ サービス ジャパン(以下、AWSジャパン)は、「ITトランスフォーメーション(ITX)パッケージ」にかかわる記者説明会を開催した。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン 執行役員 パブリックセクター技術統括本部長 瀧澤与一氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン 執行役員 パブリックセクター技術統括本部長 瀧澤与一氏

 ITXパッケージは、「ITX for Cloud First」を軸としたクラウド移行をトータル支援するためのプログラム。今回の発表会では、AWS Summit Japan 2024でも触れられたプログラムアップデートに加えて、公共セクター向けの「ITX for PS」の追加に言及された。

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 「ITX for Cloud Native」では、下図のように評価・準備段階におけるプログラムを追加。DPMODA(Data Platform Modernization Assessment)では、どのように現行データ基盤を刷新していくかを検討できるようになり、その上でInnovation EBA(Experience Based Acceleration)としてAI/MLモデルまたは生成AIのユースケース開発・実行を約6週間でサポートするという。

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 また、「ITX for MCP Partner」では、各パートナー企業が持っている知見をより活かすために連携強化を図るとして、SCSK以外に新しく数社が名前を連ねた。

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 AWSジャパン 執行役員 パブリックセクター技術統括本部長 瀧澤与一氏は「デジタル庁の発足からGIGAスクール構想の環境整備の完了、クラウド利用に関する政府の基本方針が出されるなど、デジタル化が進んでいる。一方、クラウド移行にあたり『モダン化をどう進めればよいか』など、課題も見受けられる」として、ITXパッケージに公共向けの「ITX for PS」を新しく追加したことを発表した。

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 システム構築に着手する前年度からアセスメントや移行計画の策定などを行うが、公共セクター特有の調達プロセスなどに対応できるように設計されているという。たとえば、アセスメントプログラムにおいては下図のようにコスト削減目標を策定でき、透明性のある結果を提示可能だと瀧澤氏。特にコスト削減の余地がどれくらいあるのか、コスト最適化に向けた具体的なロードマップを描けるとした。加えて、モダナイズを進めるにあたってイメージを膨らませるためにモダンアプリプロトタイピング支援、モダン化体験型ワークショップなども実施しているという。

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 「AWSジャパンには公共セクターの専門知識をもった社員がいるだけでなく、設計用テンプレート、各種ガイドラインに対応するためのアセットをもっている。加えて、これまで省庁の中でのCCoE立ち上げ支援を行った経験などから、トレーニングプログラムも提供できる」と瀧澤氏。ITX for PSにおいても、DPMODAによるデータ活用支援、生成AIのユースケース活用なども実施するとのことだ。

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 「お客さまのクラウド移行を成功させるためにはパートナーとの協力が大切だと考えている。クラウド移行への期待を耳にする機会も増えており、このプログラムがあるとクラウド移行が加速するという声もいただいているため、(ITX for PSの提供を含めて)より良い世の中になるよう貢献していきたい」(瀧澤氏)

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この記事の著者

岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)

1993年福岡県生まれ。京都外国語大学イタリア語学科卒業。ニュースサイトの編集、システム開発、ライターなどを経験し、2020年株式会社翔泳社に入社。ITリーダー向け専門メディア『EnterpriseZine』の編集・企画・運営に携わる。2023年4月、EnterpriseZine編集長就任。

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