ソフトバンクと日本電気(以下、NEC)は、企業や自治体のDXの推進を目指して、生体認証領域を中心とした戦略的提携に合意した。
両社は、スマートビルなどの入退館やセキュリティエリアにおいて、生体認証のニーズが高まっていることを背景に、顧客基盤の拡大を図っていくという。2024年秋以降、ソフトバンクは、NECの生体認証ソリューションを国内の企業や自治体などの顧客へ提案するとしている。
また、NECが顧客を未来へ導く価値創造モデル「BluStellar」の下で推進する「共創パートナープログラム/Digital ID」にソフトバンクが参画し、NECやその他の参画パートナー企業と各種ソリューションの連携を検討しているという。
主な連携内容として、NECの「Bio-IDiom Services」やマルチモーダル生体認証などの生体認証ソリューションと、ソフトバンクの5Gをはじめとする通信ネットワークや各種ソリューションを組み合わせて、それぞれの顧客へ販売するとのことだ。
さらに、業種やユースケースに合わせて生体認証のソリューションを提案することで、企業や自治体のニーズに応えるとともに課題解決を支援するとしている。
【関連記事】
・NECとNECセキュリティ、「QNX」に対応した検知ソフトウェア発売 専門知識なしで導入可能
・NICTとKDDI、LLMに関する共同研究を開始 特定の目的での対話システムにおける信頼性向上へ
・日立ソリューションズ、シノプシスと販売代理店契約を締結 セキュリティテスト統合基盤を提供開始