Oracle NetSuiteは米国時間9月9日、スイート全体における新しい製品アップデートとAIイノベーションを発表した。
最新のイノベーションは、NetSuiteに組み込まれた包括的なAI機能や生成AI機能を拡張するもので、次の機能が含まれるとしている。
- スイート全体に組み込まれたAIのアップデート:組織の効率性向上、リスク軽減、目標達成の迅速化を支援。財務上の例外管理を備えた、「NetSuite SuiteAnalytics」の新しいデジタルアシスタント、AI生成コンテンツの品質向上ツール、NetSuite拡張機能への生成AIの組み込みにより、ユーザーはスイートからより多くの価値を得られるという
- NetSuite SuiteProcurement:間接購買プロセスの合理化、コスト管理、Amazon BusinessやStaples Business Advantageを含むサプライヤーからの優待価格や特典の入手を支援。購買承認、注文作成、請求書発行、レポート作成の自動化を支援する機能により、ユーザーは支出を最適化しながら、ビジネスの成長に必要な商品やサービスを購入できる
- NetSuite Connector for Salesforce:NetSuiteとSalesforce間のデータを自動的に共有できるようにする。リアルタイムのデータフローにより、両アプリケーションのデータを整合させ、受注や配送に関する詳細、財務、顧客、連絡先に関する情報の可視性を高めるという
- NetSuite Analytics Warehouse:企業が新しい組み込みのAI機能を活用してデータ分析を加速し、文脈に沿ったインサイトを取得できるよう支援する。今回のアップデートでは、ビジネスの推進要因を特定し、顧客離れや在庫切れなどの潜在的なシナリオを予測する機能、およびカスタム機械学習モデルを提供
- NetSuite Enterprise Performance Management(EPM):財務報告を合理化し、ユーザーが迅速に成長機会を活かせるよう支援。このアップデートでは、ナラティブ・レポート作成のための生成AI、「NetSuite Planning and Budgeting」のAIベースのナラティブ、予測の強化、EPMワークフローを支援するデジタル・アシスタントを提供する
- NetSuite SuiteProjects Pro:リスク軽減、リソース配分の最適化、収益性の向上、オペレーションの拡大を支援。「SuiteProjects Pro」(旧「NetSuite OpenAir」)は、新しいユーザーエクスペリエンスの機能強化とAI機能を提供することで、ユーザーがプロジェクトの健全性を監視し、プロジェクト計画を加速させて、生産性を向上できるようサポートする
- Oracle Redwood Design System:この設計システムは、さらなる生産性の向上を支援するため、ダッシュボード、リスト、フォームなどの最も広く使用されている領域から導入が開始され、NetSuite SuiteProjects Pro、Customer 360、そしてNetSuiteのアプリケーション全体に展開される予定である
- NetSuite Guided Learning Managed Service:「NetSuite Guided Learning」をベースにしたこの新しいマネージドサービスには、「NetSuite Education」のエキスパートによるサポートが含まれているため、ユーザー独自のビジネスプロセスに合わせたステップ・バイ・ステップのガイダンスを作成し、NetSuiteに組み込める。さらに、分析レポートを活用することで、ラーニングガイドの使用状況を評価し、チームがスイートを生産的に活用できているかを確認して、トレーニングをさらにカスタマイズできるという
- NetSuite SuitePeopleの統合福利厚生サービス:NetSuiteにSimplyInsuredの中小企業向け福利厚生マーケットプレイスを直接組み込むことで、企業の福利厚生エクスペリエンスの向上を支援。これにより、雇用主は福利厚生プランを購入し、従業員の加入をサポートできる。費用は従業員の給与から自動的に差し引かれ、総勘定元帳に直接計上されるため、組織は、福利厚生の管理を簡素化するとともに、財務上のインサイトを得られる
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