世界のWebトラフィック全体のうち、約半分が自動実行プログラム、いわゆる「ボット」によって占められていることをご存知だろうか。ボットによるWebアクセスは、パスワードリスト型攻撃による不正ログインなどのサイバー攻撃に用いられるだけでなく、転売を目的とした人気商品の買い占めや、入会ボーナスポイントの不正な取得、競合企業からの価格調査、有償のデータベース情報を丸ごと抜き取るなどといった手口にも用いられ、ビジネスに大きな損害を与えている。その中でも、今回は収益とブランドへの信頼に損害を与える「スクレイパーボット」の実態と、対策の最前線についてレポートする。
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中西 一博(ナカニシ カズヒロ)
アカマイ・テクノロジーズ合同会社
マーケティング本部 プロダクトマーケティングマネージャー日立グループ全体のセキュリティ設計を担当後、シスコシステムズで、セキュリティ分野のSE、プロダクトマネジャー、製品マーケティングとして従事。現在はアカマイ・テクノロジーズでクラウドセキュリティおよびクラウドコンピュー...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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