SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

政治学者 丹羽文生の永田町一刀両断!!

怒号と罵声で荒れる通常国会

―野次は「議場の華」なれど―


ユーモアたっぷりの野次を

 野次と言えば、自民党結成の功労者として知られ、「策士」、「政界の大狸」との異名を取った三木武吉も、野次に関する数々の逸話を残した。1920年6月、原敬内閣の大蔵大臣である高橋是清が、戦艦8隻、巡洋艦8隻の海軍の拡張を説明中、「国防のごときは、1年限りの経費で済まないものである。海軍においては8年」と言った瞬間、「達磨は9年」との野次が飛んだ。若き日の三木である。

 つまり、禅宗の祖とされる達磨大師が、中国の嵩山少林寺で無言のまま9年間、壁に向かって座禅し、悟りを開いたという「面壁9年」と、高橋のニックネーム「達磨」を引っ掛けたものだ。このタイミング抜群の野次に高橋本人も苦笑し、一時、演説がストップしたという。

 野次は「議場の華」と言われる。喧喧諤諤互いに激しい論戦を展開するのは大いに結構だが、程度の低い「雑音」や「騒音」ではなく、寸鉄人を刺すようなセンスのいい野次、だらけた議場を一瞬にしてピリッとさせる野次を期待したい。居眠りする大臣たちの眠気覚ましにもなる。(敬称略)

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
政治学者 丹羽文生の永田町一刀両断!!連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

丹羽 文生(ニワ フミオ)

1979年、石川県生まれ。衆議院議員秘書、作新学院大学総合政策研究所研究員等を経て、拓殖大学海外事情研究所助教。この間、東北福祉大学非常勤講師等を歴任。専門は政治学。著書に『保守合同の政治学』(共著、青山社)等多数。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/2115 2010/02/23 10:53

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング