Dynatraceは、10月に開催したユーザー向けイベントにて、3つの新機能の提供(ユーザーエクスペリエンスの向上、高度なログ管理と分析、拡張されたクラウドネイティブ機能)を発表した。
同社のプラットフォームは、因果的・予測的・生成的なAI技術を組み合わせ、データポイントを分析。このアプローチによって、最新テクノロジーの進化が推進され、複雑なデータやIT環境を顧客が把握し理解できるようになるという。
今回発表された機能の詳細は以下のとおり。
- ユーザーエクスペリエンスの向上:ユーザーはデータを可視化してコンテキストに基づき分析し、必要な洞察に容易にアクセスできるようになった。ダッシュボードが簡素化され、ナビゲーションを効率化。インターフェースが一貫性のあるものになった。また、製品内のガイダンスにより、異なる部門間での円滑なコミュニケーションが促進される
- 次世代のログ管理と分析:運用、SRE、DevOps、クラウド、セキュリティの各チームは、手作業なしで、セキュリティやプライバシーを損なうことなく、自分たちのニーズに合わせたログ・インサイトにアクセスできるようになった。これにより、自動的にログを取り込み、管理し、分析できる。これは、「Dynatrace OpenPipeline」と「Dynatrace Grail」によってサポートされている
- クラウドネイティブチームのための拡張機能:クラウドワークロードに対するオブザーバビリティと洞察へのアクセスが簡素化された。ハイパースケーラーとの統合により、AIを活用した分析とワークフローが拡張された。チームは複数のクラウドプロバイダーを容易に管理できるほか、「Dynatrace Kubernetes Security Posture Management(KSPM)」などのソリューションを利用することで、自動セキュリティ評価の恩恵を受けることも可能
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