プロキシで一元的にセキュリティ対策をする優位性
Blue Coat WebFilter の優位性は、Blue Coat ProxySG というアプライアンス上で一元的にセキュリティ管理できるところにもある(図2)。ガンブラ−のように、Web サイト経由で発生する脅威に対しては、Webへのアクセスを集約するプロキシサーバーで対処するのが極めて効率的だ。
Blue Coat ProxySGは、専用OS を搭載したプロキシアプライアンスであり、もともとキャッシュ性能に優れた高性能なプロキシサーバーとして機能する。その上に直接URLフィルタリングの機能を実装しているので、フィルタリングの処理も極めて高速だ。そのため、WebFilterの機能が動いていても、ユーザーはレスポンス面で不満を持つことはない。これが別のフィルタリングサーバーで処理する場合には、ICAP(Internet Content Adaptation Protocol)経由などでプロキシと連携することになるため、通信やサーバーの処理負荷がかかり、高い性能を発揮するのは難しくなる。
運用管理の面でもBlue Coat ProxySG は有利だ。機能ごとにサーバーが分かれていれば、それぞれのサーバーを設定して個別に管理、運用しなければならない。そしてサーバーごとにログも出力されるので、個々のログを突き合わせて検証作業も行わなければならない。これは、管理者にとっては大きな手間となる。また、BlueCoat ProxySGはカーネルから作り込まれた独自のOS上で稼働しているので、脆弱性が極めて少なく、パッチ適用の手間も少ないというのも大きな特長だ。
さらに、きめ細かいアクセス制御などの高度なセキュリティ設定も、直感的で分かりやすい設定画面で容易に実現できる。
高い処理性能、効率的な管理性、高いセキュリティ性能という3つすべてが1つのアプライアンスで提供できることこそが、Blue CoatProxySGシリーズが市場で高い評価を得ている理由にもなっている。
※ Blue Coat WebFilter の利用には、Blue Coat ProxySGおよびWebFilterライセンスの購入が必要です。
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