日本の伝統企業「JTC」に蔓延るDXに無気力な社員……縦割りを打破し“横に動ける人”を育てる4の極意
第1回:なぜJTCではDXが進まないのか? 組織風土を変えるカギとは

多くの日本企業、特にいわゆるJTC(Japanese Traditional Company)では、DXが掛け声倒れに終わるケースが少なくありません。JTCは「技術的な難しさ」でDXにつまづいているのではなく、「ビジネス理解の欠如」「目的と手段の誤解」「組織と人材のミスマッチ」などといった非技術的なことで課題を抱えていることがほとんど。連載「住友生命 岸和良の“JTC型DX”指南書」では、住友生命でITプロジェクトのリーダーを務め、社内外でDX人材育成に携わる岸和良(以下、筆者)が、JTCのDXを阻む要因を紐解き、真の意味で変革を遂げるための具体的な方法を解説していきます。第1回目となる本稿では、JTCあるあるの「縦割り組織」ならではの課題にフォーカスし、その解決に必要な視点を示します。
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岸 和良(キシ カズヨシ)
住友生命保険相互会社 エグゼクティブ・フェロー デジタル共創オフィサー デジタル&データ本部 事務局長住友生命に入社後、生命保険事業に従事しながらオープンイノベーションの一環として週末に教育研究、プロボノ活動、執筆、講演、趣味の野菜作りを行う。2016年から...
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