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変化する情報活用ニーズ、進化しないデータウェアハウス

これからの情報系システムが目指す方向性は「リアルタイム」

第5回

複数の業務をまたがった情報

 現在稼動している多くの情報系システムでは、ある特定の業務を分析したレポートを提供しています。その業務を改善するために開発されたシステムであれば勿論問題はないのですが、昨今の状況をみますと、ある特定の業務を個別に改善することはさることながら、連携した業務プロセス全てに渡って、全体最適化を行っていかなければ差別化を生み出すことができない、というニーズが増えてきているようです。

 製造業のサプライチェーンは良い例で、製・配・販のプロセスが連携し、一つの大きなプロセスを作り上げています。当然のことながら、あるプロセスが他のプロセスに大きな影響を与えながら日常の業務は回っており、その関連性を把握しない限り、企業の全体的な改善は実現できません。製造プロセスが生み出すデータ、配送プロセスが生み出すデータ、販売プロセスが生み出すデータを横串に分析、現状や過去の傾向を把握し、タイムリーかつ正確な需給調整を行うというのがニーズです。

図3 製配販データの統合分析
製配販データの統合分析

 また、昨今話題のトレーサビリティでは、製造データと利用者情報、不具合情報などを連携させ、問題のある製品から対象ロットを特定するトレースバック、問題あるロットから利用者を特定するトレースフォワード、不具合情報とロット情報を連携させヒヤリ・ハットから事故を未然に防ぐ取り組みなどがニーズとして挙がっています。

図4 統合トレーサビリティシステム
統合トレーサビリティシステム

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サイベース 冨樫 明(サイベース トガシ アキラ)

サイベース株式会社 マーケティング本部 本部長。日系大手コンピュータメーカーで21年間海外ビジネスに携わった後、ベリタスソフトウェア、シマンテックでマーケティングに従事し、2006年より現職。著書に「内部統制今知りたい50の疑問―米国での実践経験から」がある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/220 2007/11/08 13:00

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