ファミリーマートは、富士通が提供するヘッドレスコマース構造を採用したデジタルコマース基盤「Unified Commerce(ユニファイド・コマース)」を導入し、デジタルコマース事業の新たなサービスとして、ECサイト「ファミマオンライン」を3月6日に開始した。開始以降、3月から5月の受注金額は昨年同月比約1.5倍、サイトアクセス数も前年同月比約18倍になったという。
ファミマオンラインは、従来のオンラインサービスを統合し刷新したECサイト。同システム構築において、Unified Commerceを導入することで、既存システムを大きく変更することなく短納期でECサイトを刷新し、顧客のニーズに合わせた機能追加や、新しいタッチポイントへ迅速に対応できるようになったとしている。
同プロジェクトは、リテールを中心に長年デジタルコマース構築経験を持つ富士通のソリューションエンジニアチームと、ファミリーマートの業務やシステムに精通したアカウントチームが協働し、ビジネスの成長に合わせたシステム拡張やコスト最適化が可能なプラットフォーム構築を実現したという。
Unified Commerceは、フロントエンドとバックエンドを分離し、それぞれが独立したヘッドレスコマース構造を採用することで、新たなタッチポイントへ対応する場合も、基幹となる業務ロジックへの影響を抑えられる点が特徴だとしている。
![「Unified Commerce」によるECサイト構築のイメージ図[画像クリックで拡大]](http://ez-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/22281/1.png)
「Unified Commerce」によるECサイト構築のイメージ図
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ファミマオンラインは今後、様々なタッチポイントを連携するとともにそれらを統合することで、ファミペイアプリ上からオンラインサイトへ遷移しやすくし、利便性を高めていくという。
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