伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は11月4日、新卒採用の競争力強化を目的とした新たな人事制度を2026年4月から導入すると発表した。今回の制度刷新は、就労意識や生活様式の変化、社会全体の経済環境の変動に対応するもので、企業競争力向上のために柔軟な働き方の支援や、社員が安心して成長できる環境づくりを推進する狙いがあるという。
新制度ではまず、従来の独身寮制度を見直し、賃貸居住の独身世帯主であれば通勤時間に関わらず月額35,000円の家賃補助に変更。対象は2026年度以降に入社する社員で、支給は学部卒後6年間にわたる。また、入社時に転居が必要な場合には新生活の準備金として50万円の自立支援一時金も導入するとした。
さらに、若手社員の早期成長と活躍を後押しする目的で「Grow+(グロウプラス)」手当を新設。これは新卒入社から3年目までの社員(年次に該当する中途入社者含む)を対象とし、1~2年目には月額6,000円、3年目には月額3,000円を支給するという。

これらの新制度は、若手社員の生活基盤の安定や成長支援を重視し、優秀な人材の獲得および育成を促進するための取り組みである。
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